残業の無い世界
仕事帰り、やや遠回りになるが観光地を散歩するのも気分がいい。今日は仕事でパフォーマンスを出せた気がする。一日単位でこう考える習慣は日系企業に勤めているときはなかった。
外資系テクノロジー企業は服装に無関心だ。短パンにTシャツでいい。仕事が終われば、旅行中のひととなんら変わらない。ここシンガポールではグーグル社員2,000-3,000人、フェイスブック数百人、ツイッター100人くらい働いているという。多分どこも同じような環境だろう。外資系金融は洒落たスーツを着て女性もスタイリッシュだ。金融街で知られるラッフルズプライスは異次元の世界だ。
残業の無い世界。大げさでは無い。毎年日が落ちてからオフィスを出る日は数日しかない。午前9-10時に出社して午後4時-5時に帰宅する。僕らは10やることがあっても、もっともインパクトが業界や世界に出せると僕らが思うトップ3のことしかやらない。大胆な優先順位付けは推奨されている。このトップ3で、10やった時の80-90%はカバーできるだろう。成果の大きさが均等であるとは考えにくい。だから、僕らはそもそも多くのことはやってないのだ。
日系企業だったら、上司から、それは昔の上司が決めたお得意先だから、このまま丁寧な対応を頼むよ、などといって大胆な優先は早速反故にされるのが目に浮かぶ。生産性は高くなるのだろうか?