GAFA外資系企業サラリーマン日記

時価総額トップ10に入るGAFA外資系企業に勤めるサラリーマンの日記。シンガポール在住、現地採用。もとアジア好きのバックパッカー。

就活に使えるLinkedin検索の意外な使い方。就活版グーグルマップとは

よく学生の就活相談にのっている。海外留学は年々減っているようだが、海外で新卒就職したいという猛者も結構いるのだ。Skypeビデオで日本や留学先から繋いで、マッチングはOBOGアプリを使えば、日本の学生と海外在住社会人も簡単に話せる。

彼らがもっとも知りたいことの一つは、なぜ僕がGAFA外資系企業に入れたのか?つまり大学を卒業してからGAFA企業就職までの道順だろう。彼らもその軌跡を辿ることで目標企業にたどり着く成功確率は高まる。

就職のグーグルマップのようなイメージだ。行き先に目標企業名を入れて、現在地である大学名を入れて検索すると、グーグルは道順を教えてくれる。そんなマジックはあるのだろうか?それがリンクトイン検索であることに人は気づいていない。

例えば、リンクトインhttps://jp.linkedin.comにいって[Goldman Sachs Japanese Singapore]と検索する。 f:id:Matthew_SG:20190501101548p:plain

すると、ゴールドマンサックスのシンガポール支社に勤めている日本人のリストが出てくるわけだ。これは外資系のリクルーターなら、有望な人材をヘッドハントするために使っているよくある手法だが、なぜか学生や転職者が使っている話を聞かない。

検索結果の一ページ目にリストされたひとを見てみよう。https://www.linkedin.com/in/yoko-k-87b01ab8/

リンクトインではユーザーが自身のレジュメを公開している。公開することでビジネス人脈を広げたり、転職のためリクルーターの目に留まりやすくしたりと、メリットがあるからだ。

このひとの場合、ゴールドマンサックスのアナリストになるのに、東京大学、国連やスマートグリッドなど特徴あるインターンを経験していることがわかる。こうした軌跡を10人、20人とサクサク検索して見ていくことで、目標とする外資系企業や職種に求められる経歴やバーの高さがわかる。これは30分もあれば十分だ。もしOB訪問したら何日かかるだろうか。まずシンガポールいる彼らに会ってもらうこと自体がハードルだろう。

日本はリンクトインがあまり使われていない。それは事実かもしれないが、海外就職や外資系就職においてそれは関係ない。なぜならそれらの属性の人たちは大抵リンクトインユーザーだからだ。

何を検索するかは、あなた次第だ。 Apple France UI/UX engineer - アップルのフランス支社で働くデザインエンジニア Tesla Japanese America - テスラ米国で働く日本人 Google waymo engineer - グーグル自動運転車で働くエンジニア

ロールモデル探しは、指先一つでできる時代だ。