GAFA外資系企業サラリーマン日記

時価総額トップ10に入るGAFA外資系企業に勤めるサラリーマンの日記。シンガポール在住、現地採用。もとアジア好きのバックパッカー。

シンガポール在住、外資系ローカル社員の立場とは

外資系企業にとって、日本人を日本支社以外で雇う理由は、よほど突出した能力やパフォーマンスをだせない限り雇う理由がない。これはシンガポールのGAFA企業で働いていて身に染み入る事実だ。シンガポールは外資系企業のアジア統括本社が多く存在するがゆえにアジア全域を担当する仕事の機会が多い。GAFAのようなテクノロジー企業だけでなく外資系投資銀行、メーカーでも同じだ。

最近のマーケットのトレンドは日本ではなく、現在稼ぎ頭の中国であり、成長著しい印度や東南アジアだ。つまり、日本人よりはそれらの国の出身者に高い給料の仕事の機会があるということだ。残念ながら優秀な中国人や印度人と互角にやりあう戦闘能力を持った日本人はあまりいない。

これら外資系大手企業のローカル社員 (現地採用) でフロントで働くものは(管理系などバックオフィスではなく)待遇が良いことで知られる日系企業の駐在員よりも条件が良い場合が多い。部下を管理する必要の無い、専門職担当者でありローカル社員でも年収は手取りで2,000万円はくだらない。

シンガポールは税金が低い。このクラスでも税金は所得税一本で10%-13%だ。日本で手取り2,000万円稼ごうとしたら給料額面3,000万円以上は必要だろう。役員でも部長でも無い、担当者にそんな給料を払う日本企業があるだろうか。