GAFA外資系企業サラリーマン日記

時価総額トップ10に入るGAFA外資系企業に勤めるサラリーマンの日記。シンガポール在住、現地採用。もとアジア好きのバックパッカー。

外銀vsGAFA年収比較!どちらが稼げるのか?

マリーナベイ越しに見える金融街。シンガポールに住んでいると、好きか嫌いかは別にして必ず目にする景色だ。朝は洒落たスーツを着こなしたひとの群に圧倒される。テクノロジー企業は短パンサンダルでもOKな自由な文化だ。ヒッピー発祥の地サンフランシスコ、ベイエリアに本拠地をおくグーグルやフェイスブックと、ニューヨークを本拠地とする外資系投資銀行が異なる文化を持つのは自然だろう。

f:id:Matthew_SG:20190505092532j:plain

最近は、そのようなGAFA企業と金融企業の協業関連ニュースも珍しくない。ゴールドマンサックスとアップルのクレジットカード事業がいい例だろう。フェイスブックがVISAやマスターカードと暗号通貨領域で協業を検討とのニュースもあった。

人の流れという意味では、僕のまわりでも投資銀行に転職したものもいるし、逆もある。優秀なエンジニアやデータサイエンティストの取り合いは激しいそうだ。

特に、転職や新卒就職においてもホットなエリアらしい。学生にとっては、外資IT系か外資金融か?どちらの業界に舵を切るかファーストキャリアを決める選択に悩むひとも多いようだ。実際にそう言った質問は多い。企業の選定には会社のミッションや福利厚生など様々だが、あえて給料だけシンプルに比較しようと思う。

一概に比較といっても様々な職種があるので、今回はエンジニアの給料を対象にしてみよう。調べ方はGlassdoor https://www.glassdoor.comを参考にしているので、他の職種に興味があるひとはGlassdoor検索して調べてほしい。GlassdoorはVorkersのような口コミサイトだ。勤務経験のある会社について、給料だけでなく様々な実態が匿名でコメントされている。リクルートが買収したサイトで日本でも認知度が上がったかもしれない。

Glassdoorによると、GAFA企業とゴールドマンサックス、JPモルガン、シティ銀行の米国拠点に勤務するソフトエンジニアの年収は以下の通りだ。単位は米ドル、サークル内にある金額は基本給とボーナスを足したものだ。注意点としては、自社株付与によるボーナスが含まれていない。日本企業では(キャッシュ)ボーナスで目標に達する実績に応じて見返りを受けるが、GAFA企業や一部大手金融企業は自社株でも報酬を払う。ストックオプションと呼ばれるその報酬は、数百万〜二千万、突出した成果を出せば数千万も可能だ。表の金額は、いわば固定給の位置付けだ。

f:id:Matthew_SG:20190505110611p:plain

他にも報酬の手段はあり、例えば、サインボーナス(契約金)だ。これは最終面接合格者に対し、企業が強く獲得したいと願う場合、数百万から数千万のお金を給料とは別に、入社に対し払うお金だ。

GAFAのようなエンジニア企業と、投資銀行のような営業企業をエンジニア軸で比較するのはフェアではないかもしれない。就職は年収だけで決めるものでも決してないのだが、よく学生から受ける質問のひとつの回答として記しておきたいと思う。