GAFA外資系企業サラリーマン日記

時価総額トップ10に入るGAFA外資系企業に勤めるサラリーマンの日記。シンガポール在住、現地採用。もとアジア好きのバックパッカー。

投資税率ZERO%の国

先日、こんな記事を見つけた。来週はフェイスブックの年一回の開発者会議がサンフランシスコで行われる。 www.itmedia.co.jp

外資系ローカル社員として働く傍ら、ここシンガポールで投資もしている。株式、通貨など多様に分散投資しているが、暗号通貨信者でもある。なのでツイッターやフェイスブックなど多数のユーザー支持のあるプラットフォームが暗号通貨の流通を促す仕組みを早く実装してほしいと願っているので、こういったニュースは期待が高まる。

さて、話を本題に戻して、ここシンガポールは投資に対する税金が無いのである。暗号通貨(仮想通貨)も解釈によってグレーゾーンもありそうだが払っても消費税7%程度である。日本のように20-50%など国に徴収されることはない。明らかに経済条件的に有利だが、シンガポールに定住するにはそれなりのビザがいる。誰もが享受できるわけではない。

外資系企業でシンガポール在住の為のビザを発行してもらい、それをレバレッジして投資で稼ぐ。それは悪くない選択肢だと思う。

シンガポール在住、外資系ローカル社員の立場とは

外資系企業にとって、日本人を日本支社以外で雇う理由は、よほど突出した能力やパフォーマンスをだせない限り雇う理由がない。これはシンガポールのGAFA企業で働いていて身に染み入る事実だ。シンガポールは外資系企業のアジア統括本社が多く存在するがゆえにアジア全域を担当する仕事の機会が多い。GAFAのようなテクノロジー企業だけでなく外資系投資銀行、メーカーでも同じだ。

最近のマーケットのトレンドは日本ではなく、現在稼ぎ頭の中国であり、成長著しい印度や東南アジアだ。つまり、日本人よりはそれらの国の出身者に高い給料の仕事の機会があるということだ。残念ながら優秀な中国人や印度人と互角にやりあう戦闘能力を持った日本人はあまりいない。

これら外資系大手企業のローカル社員 (現地採用) でフロントで働くものは(管理系などバックオフィスではなく)待遇が良いことで知られる日系企業の駐在員よりも条件が良い場合が多い。部下を管理する必要の無い、専門職担当者でありローカル社員でも年収は手取りで2,000万円はくだらない。

シンガポールは税金が低い。このクラスでも税金は所得税一本で10%-13%だ。日本で手取り2,000万円稼ごうとしたら給料額面3,000万円以上は必要だろう。役員でも部長でも無い、担当者にそんな給料を払う日本企業があるだろうか。

海外エリートには常識? 無料オンラインMBA ”Smartly”とは

最近、同僚がExecutive MBAの勉強してて、アメリカの人は英語の勉強時間がいらないから、他の勉強も出来ていいね、とやっかんでたら、全部オンラインで完結だし、無料だそうだ。Smartlyって名前からして、MBAとして格式感ない。でもこれからは、こんな感じの方向だよねと思った。無料なのはスタートアップだから実績作りのため、入学の敷居を高くしてクリアした人は無料で提供するってからくりだ。

先日、ゴールドマンサックスのシンガポール支社に新卒で入社して働いている日本人の友人に教えたところ、見事受かったらしい。さすがだ。 しかし、他の友人からSmartlyのオンラインダッシュボードでMBA学生属性統計データをみせてもらったところ、日本が人口1億人いる経済大国にしては、参加者があまりに少なかったのが印象的だった。ただ、GSの彼のように優秀な人は情報を得てチャンスを活かしているのは良い兆しかもしれない。

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日本語で解説しているサイトがほぼないのでこれで。 http://carrinova.com/smartly_free_online_mba

(以下抜粋) オンラインMBAの”Smartly”登場!ハーバード超えエリート学位を無料で!? どんな入学者が多い? 2016年冬のクラスには、世界有数のエリート大学の卒業生が多く在籍していたようです。例えば、ハーバード大学、カリフォルニア大学バークレー校、シカゴ大学、イェール大学、MIT、プリンストン大学、ブラウン大学、コーネル大学、ノースウェスタン大学、スタンフォード大学などです。

また、社会人経験者の所属企業も誰もが知る超有名企業ばかりで、Airbnb、UBER、Google、Amazon、Microsoft、モルガン・スタンレー、ブーズ・アレン・ハミルトン、バークレイズなどが名を連ねています。

グーグルの新卒エンジニアの給料は年収1,800万円超える

グーグルの新卒エンジニアの給料は、基本給とボーナスで約1,600万円以上だ。さらにストックオプションといって自社株が年500万円分付与される。全てすぐ現金に換金できるわけではないが、1/3換金できるとして170万円は可能だろう。つまり新卒給料は初年度1,800万円程度ということになる。

日本ではVorkersなどが有名だが、海外にはGAFAの給料口コミサイトがある。 https://www.levels.fyi/SE/Google/Facebook

L3はレベル3の意味でGAFAで一般的につかわれる職位の表し方だ。3は新人(新卒とか)。4-5は中堅。6-7はエキスパート担当者(担当領域は一番詳しい)やマネージャー(課長)、8ディレクター(部長)となる。

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GAFA、そしてシンガポールに流れ着いた人生

GAFAと呼ばれる時価総額世界トップ10に入る、グローバル企業のアジア統括本社に勤めている。ビジネスの対象は東は日本から西は印度まで。大部分が移民で構成される多種多様なチームで日本人は僕ひとりだ。

振り返れば学生時代、東南アジアが好きなバックパッカーだった。ゆるりとした空気。バンコクが気に入り、シーロム通りを歩きながら、どこでもいい。そこらのオフィスで雇ってもらえることを願ってた。

いまシンガポール湾が一望できるオフィスにあるGAFA特有の無料カフェにいる。なぜバックパッカーから、東南アジアつながりとはいえ、GAFAに流れ着いたのか、不思議に思った。学生で外資系の海外拠点に就職したい猛者もいるかもしれない。超エリート集団に入って知り得たことを書き記したいと思った。

 

週次更新予定

 

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